マージャンの歴史に1ページ

それは三つ巴の僅差で迎えたオーラスで起こった。
 

点棒状況は、下家のラス親がトップ。2着目は私でトップと1200点差、3着目はトイメン、5000点差くらいのひらきがある。
中巡目、トップ目のラス親が曲げてきた。
役無し手かツモれると踏んでのチップガメラリーチだろう。
親に高い手を打ち込めばラスまで見える。
 
こちらはドラ一枚もちのイーシャンテン。張ればこの赤い色のウーピンを歯を食いしばって叩き切ることになるなぁ。
などと考えていたら、中巡目後半に対面がツモ切りリーチしてきた。
窮地に立たされると、うまい具合にテンパイするこの展開。罠か?
トイメンにも赤5ピンは切りづらい牌である。
 
親がリー棒出したので差は200点。
トップ目の親があがるにしろ、3着目のトイメンがあがるにしろ、
2ランクダウンの危険性があるだけに、振らなければ2着はいただけるだろう
という甘い考えが芽生えてきた。
 
そして長考の末、赤ウーピン切りリーチを諦めることに。
親の現物に九萬があり、トイメンの捨て牌にも六萬があったので
九萬のアンコ落としを決断。
、、、しかし...

トイメンからお声がかかる。
手牌が開かれるまで、「あぶれもん」のセリフが頭をよぎった。
「倒さなくてもわかるな」 
 
 
リーチ一発国士無双で、飛びましたとさ(-_-)ナム
ちなみに親はツモスーリーチでしたとさ。